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おすすめプラン愛媛県編

高知県を抜けて愛媛県へ。いよいよ遍路も瀬戸内へ向かいます。愛媛県内約340kmを14日間で歩き抜けます。

ルートマップ

第24日目 【宿泊地/宇和島市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  まなべ旅館 - 1:50 5.6 宿の朝食は6時30分からです。
9:20過  松尾峠 -
1:10 4.8
10:30着  ローソン愛南町一本松店
(遍路地図46-2の17.4k)
0:10
10:40発 0:50 3.6 この間は、遍路地図と実際のルートがかなり違ってます。案内板通りに歩いて下さい。
11:30着  満倉遍路休憩所
(遍路地図50-1の満倉簡易局前)
0:20
11:50発 1:15 5.5
13:05着  40番札所 観自在寺 0:20
13:25発 1:25 6.1
14:50過  菊川小学校バス停
(遍路地図50-1の6.0k)
-
1:00 4.2 晴れていれば、室手海岸の美しい夕景に出会えるかもしれません。
15:50着  柏バス停
(遍路地図50-2の10.2k)
0:09
16:01発 - - バスで移動(運賃1,100円)。事前に宇和島バスHPからバス時刻の再確認をして下さい。 このバス時刻は、2013年10月1日改正版です。
16:58着  宇和島駅前バス停 0:02
17:00発 0:05 0.2 宇和島駅からホテルまでの道順は、事前にホテルのHPで確認して下さい。
17:05着  宇和島国際ホテル -
日計歩行時間7時間30分、歩行距離30.0km、平均速度4.0km/h
累計歩行時間155時間25分、歩行距離639.3km、平均速度4.1km/h

コースガイド

今日は長かった高知県と別れ、松尾峠で愛媛県境を越えます。松尾峠は標高300mで、昭和4年に宿毛トンネルができるまでは、土佐と伊予を結ぶ唯一の街道でした。当時の面影を残す遍路道は、四国のみちにも指定されており整備されていますが、なかなかの急登です。峠を下った先にある神社の入口に綺麗なトイレが設置されています。

一本松から国道56号線を歩く「国道ルート」と、満倉小学校を通る「札掛ルート」に分かれます。「札掛ルート」はショートカット道が整備され、遍路地図に掲載されているほど距離はありません。起伏も両コースとも同じくらいですので、交通量が少なく、旧来の道を歩く「札掛ルート」をオススメします。

当初は、旧内海村の旭屋(遍路地図第10版の50-2)さんに宿泊するプランにしていましたが、旭屋さんが2013年秋に廃業したため、宇和島市内までバス移動して宿泊するプランに変更しました。

今日のランチ

ローソン愛南町一本松店さんで購入したお弁当を満倉遍路休憩所で食べるプランにしています。宿毛を出ると、観自在寺周辺まで飲食店はありません。また、コンビニも、このローソンさんが唯一となります。

温かい物が食べたい場合には、観自在寺近くの「お食事処なにわ」さんをオススメします。「お食事処なにわ」さんは、歩き遍路の記録31日目の注釈4を参照して下さい。営業時間9:00~21:00、火曜定休です。

おすすめ宿

宇和島市内の宿は、宇和島国際ホテル(TEL0895-25-0111)さんです。これぞ日本の旅館という、トラディショナルなサービスを受けることができます。大浴場があって、食事付のプランを選ぶことができる数少ない宿です。 和室、2食事付。

宇和島市内には、他にも多くの選択肢がありますが、評判の良い所はランドリーを置いてない宿ばかりで、毎日の洗濯が必須の場合は、ご注意下さい。

宇和島まで移動しない場合には、かめや旅館(TEL0895-85-0007)さんが内海地区にあります。親切で良い宿との情報をいただいております。

第25日目 【宿泊地/宇和島市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  宇和島国際ホテル - 0:05 0.2 宿の朝食は7時からです。昼食が遅いので、たくさん食べておきましょう。
7:35着  宇和島駅前バス停  0:10
7:45発 - - バスで移動(運賃1,100円)。事前に宇和島バスHPからバス時刻の再確認をして下さい。なお、このバス時刻は日曜・祝日運休です。
8:43着   柏バス停
(遍路地図50-2の10.2k)
0:02
8:45発 0:55 2.3 遍路地図11.0k地点から山道となります。
9:40着  柳水大師 0:10
9:50発 0:20 0.9 清水大師は、ルートから外れた所にあり、寄り道の形になります。
10:10過  清水大師 -
0:50 2.2 茶堂休憩所は、遍路地図50-2の16.0k地点手前にある○休マークの場所です。
11:00着  茶堂休憩所
(遍路地図50-2の16.0k手前)
0:10
11:10発 0:55 4.1
12:05過  国道交差点
(遍路地図50-2の19.5k)
-
1:20 5.8 津島市街地は、津島大橋の手前で2ルートに分かれていますが、どちらを歩かれてもさほど変わりません。
13:25着  食事処 田むら
(遍路地図50-2の津島郵便局先)
0:30
13:55発 0:30 2.3
14:25過  松尾トンネル入口
(遍路地図50-3の27.5k)
-
1:05 3.2 このスケジュールは、松尾峠遍路道経由です。松尾トンネルを歩行した場合には、30分ほどの時間短縮となります。
15:30過  国道合流点
(遍路地図50-3の31.8k)
-
1:20 5.7 馬目木大師は、遍路道から小道を入った所にあります。入口に小さな案内板がありますので、見逃さないようにして下さい。
16:50着  馬目木大師 0:10
17:00発 0:25 1.9 馬目木大師から市街地に入るにつれて遍路案内が少なくなってきます。地図を見ながら歩いて下さい。
17:25着  宇和島国際ホテル -
日計歩行時間7時間45分、歩行距離28.6km、平均速度3.9km/h
累計歩行時間163時間10分、歩行距離667.9km、平均速度4.1km/h

コースガイド

今日は、海岸線を離れ柏峠を越える、宇和島市内までの28.7kmです。柏峠は「坂上21丁、よこ8丁、下36丁(上り2300m、平坦900m、下り3900m)」と言われ、標高470m地点まで一気に登り、峠からはしばらく平坦な尾根道を進み、その後緩やかに下っていくのを表しています。札所もなく、宿に連泊しますので、必要最小限の荷物で 身軽に歩いて下さい。

遍路地図の50-3には、『現国道56号線松尾トンネルは全長1,710m、通過所要時間約27分。800~1800は車両交通量が多く・・・』と表記されていますが、これは高速道である宇和島道路ができる前の話で、2012年12月の状況は、表記されているほどに交通量は多くなく、トンネル内は排気ガスで充満していません。一方でトンネルを避けている松尾峠遍路道は、とても寂しい道ですので、体力や天候によっては、松尾トンネルを歩くのも選択肢に入れて良いかと思います。

今日のランチ

津島市街を少し出た所にある食事処田むらさんにしました。定食やランチメニューの他に郷土料理も楽しめるオススメのお店です。店構えは立派ですが、ランチメニューはリーズナブルです。営業時間11:00~14:00、17:00~21:00、不定休です。津島郵便局の150m先にあります。

柏バス停から津島市街地までは飲食店がないため、13時過ぎの昼食となってしまいました。それまで待つ自信がない場合には、宇和島駅前バス停近くのコンビニ(kiosk)で弁当等を購入して持参して下さい。

おすすめ宿

昨日の同じ、宇和島国際ホテル(TEL0895-25-0111)さんに宿泊します。 和室、2食事付。

ミニヒント

宿毛と宇和島を結ぶ旧来の遍路道は3ルートあり、篠山を越える「篠山道」、大岩道と小岩道の2つの峠を越える「中道」、そして、遍路地図で紹介されている柏峠を越える「灘道」です。この3ルート内、「篠山道」と「中道」は、遍路地図50-2に掲載されている満願寺を通り、野井坂から宇和島市街へ下りて行きます。

最近、この野井坂の遍路道が修復されたと聞きました。ルートとしては、遍路地図50-3右端の「宮崎橋」と記載されているあたりから、松尾トンネルの宇和島側出口付近に通り抜けているようです。ご興味のある方は、歩いてみて下さい。私も次回歩いてみたいと思っています。

第26日目 【宿泊地/上宇和駅周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:45発  宇和島国際ホテル - 0:05 0.2 宿の朝食は7時からです。別格6番龍光院で確実に御朱印をいただきたい場合は、事前に電話を入れておいた方が良いかと思います。
7:50着  別格6番 龍光院 0:10
8:00発 0:25 1.7 別格6番龍光院からは、遍路シールの案内に従って歩いて下さい。
8:25着  ローソン宇和島伊吹町店
(遍路地図52-1の北宇和島駅近く)
0:10
8:35発 1:45 7.9 41番札所龍光寺本堂先の階段を登ると、神仏分離以前の旧本堂があります。
10:20着  41番札所 龍光寺 0:20
10:40発 0:35 2.6 佛木寺には、四国では珍しい茅葺の鐘楼堂があります。
11:15着  42番札所 佛木寺 0:30
11:35発 1:25 3.1
12:40過  歯長峠 -
1:40 7.5
14:20着  43番札所 明石寺 0:20
14:40発 0:50 3.1
15:30着  宇和パークホテル -
日計歩行時間6時間45分、歩行距離26.1km、平均速度3.9km/h
累計歩行時間169時間55分、歩行距離694.0km、平均速度4.1km/h

コースガイド

ホテルから別格9番龍光院(41番札所龍光寺ではありません)までの道のりは、ホテルのフロントで聞いて下さい。ホテルから目と鼻の先です。龍光院からは遍路シールが整備されています。別格9番龍光院に寄らずに41番札所龍光寺へ向かう場合には、ホテルから宇和島駅に出て、北側のトヨタレンタカー(緑色の看板が目印)のある交差点を目指して歩いて行って下さい。遍路シールが出てきます。なお、トヨタレンタカー先のトンネル方向はミスコースになります。

宇和島市街を抜けて、北宇和島駅までは平坦な道のりです。県道57号線に合流して、務田駅までは窓峠を上って行きます。畑の真ん中を通って41番札所龍光寺に至ります。龍光寺からは、墓地の中から寺の裏山を越える遍路道があり、県道31号線に出て2kmほどで42番札所佛木寺に着きます。

私がこの道を歩いた時は、みぞれ交じりの雨が降っており、峠を回避して歯長トンネルを歩いたため、歯長峠遍路道は歩いていません。歯長トンネルは、ほとんど交通量がありませんので排ガスに悩まされることもなく通過しました。トンネル出口からは、県道をショートカットする遍路道があり、苦もなく峠を下り肘川に着くことができます。

肘川を渡るとしばらくは平坦な道となり、遍路地図8.3k地点より県道を離れて、宇和高校の先から山を上って行くと、43番札所明石寺に至ります。

今日のランチ

宇和島を離れると、明石寺周辺まで飲食店はありませんので、北宇和島駅近くのローソンさんで購入した弁当等を、佛木寺で食べるプランにしています。コンビニもこのローソンを過ぎると、遍路道上にはありません(少しルートから外れますが、務田駅前にはコンビニがあります)。佛木寺の山門脇には東屋があり、近くに自販機も設置されています。

ローソン宇和島伊吹町店さんで購入されなかった場合は、宇和市街に急ぐしかありません。

おすすめ宿

今日の宿は、宇和パークホテル(TEL0894-62-2211)さんを選びました。私は泊まったことはありませんが、距離的にベストな位置にあります。 宿泊予約サイトで1泊夕食付プランで予約して、朝食は近くのコンビニを利用するのがお得な宿泊方法です。洋室、食事選択可。

宇和パークホテルさんの予約が取れない場合は、近くにある上宇和駅から宇和島または内子に移動して宿を求めるのも方法の一つかと思います。卯之町の松屋旅館(TEL0894-62-0013)さんは、オススメの宿です。

第27日目 【宿泊地/内子駅周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  宇和パークホテル - 1:35 7.0 朝食はホテル近くのコンビニで求められる方が、格安です。
9:05過  鳥坂峠遍路道入口
(遍路地図54-1の10.0k)
-
0:30 1.5
9:35過  鳥坂峠
(遍路地図54-1の11.5k)
-
0:45 3.3 札掛大師堂は、後に法海上人堂を再建される高見真宏氏が1996年から堂守として住み込み大修理をされたお堂です。その後、再び無宿となり荒廃にまかせるばかりとなっており、残念でしかたありません。
10:20着  札掛大師堂
(遍路地図54-1の14.8k)
0:10
10:30発 0:50 3.5
11:20着  タンタン麺一番亭 大洲店 0:30
11:50発 1:25 6.2 十夜ヶ橋前後の国道56号線沿いには、様々な大型商業施設が林立しています。物資の補給・更新には便利な場所です。
13:15着  別格8番 十夜ヶ橋 0:10
13:25発 1:55 8.5
15:20着  旅館 松乃屋 -
日計歩行時間7時間00分、歩行距離30.0km、平均速度4.3km/h
累計歩行時間176時間55分、歩行距離724.0km、平均速度4.1km/h

コースガイド

今日は内子町までの30kmです。コースは、ほぼ国道56号線に沿っており、ところどころに旧道が残っています。鳥坂峠については、昨日の歯長峠と同様に荒天のため、私自身は歩いたことがないため、ルート詳細については、他のHPやブログより確認をしていただければと思います。

私は56号線をそのまま歩き、鳥坂トンネルを抜けて大洲に至りました。鳥坂トンネルは、全長1117m(遍路地図の1220mは間違い)で歩道は設置されていませんが、入口には反射タスキが置かれています。交通量が多く、通過車両のスピードも速いため、歩行はオススメできません。荒天でない限りは、遍路道を通る方が良いと思います。

今日のランチ

今日のランチは、タンタン麺一番亭さんです。 営業時間11:00~25:00、無休。遍路地図54-1の18.6k地点を曲がらず(ここの分岐は、電柱に遍路シール1枚あるだけですので、そもそも見逃しがちですが…)、国道56号線を道なりに松山・内子方面に歩いて行くとあります。歩き遍路の記録34日目の注釈4を参考にして下さい。

十夜ヶ橋近くまで行くと、様々な飲食店が数多くあります。

おすすめ宿

今日の宿は、内子町の旅館松乃屋(TEL0893-44-5000)さんです。 お得なお遍路宿泊プランがあります。私が内子町を訪れた際は、地元の忘年会とぶつかってしまったらしく、予約が入らず泊まることができませんでした。和室、2食事付。

内子町には、松乃屋さんの他にも、HOTELこころ(TEL0893-44-5735)さんや御宿月乃家(TEL0893-43-1160)さんという素敵な宿があります。それぞれのHPをご覧になって、お選びください。

第28日目 【宿泊地/旧広田村周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
9:00発  旅館 松乃屋 - 0:10 0.7 宿の朝食は6時からです。朝食を済ませたら、内子町の町並み保存地区を散策してから出発することにしましょう。所要時間は1時間位です。
9:10着  サンクス内子店 0:10
9:20発 2:00 9.0
11:20着  大瀬遍路休憩所
(遍路地図54-2の大瀬郵便局近く)
0:20
11:40発 1:25 6.3
13:05過  突合
(遍路地図54-3の46.9k)
-
1:30 6.7 突合は左折して、「鴇田峠遍路道」方面へ向かって下さい。
14:35過  落合トンネル出口
(遍路地図55-1の53.6k)
-
0:50 3.6 落合トンネルを出たら右折して、県道42号線に入ります。ここから三嶋神社までは、緩やかな上り坂となります。
15:25着  三嶋神社
(遍路地図55-1の57.2k)
0:15
15:40発 - - 宿の送迎車で移動。送迎の可否は予約時に再確認をして下さい。
15:50着  たちばな旅館 -
日計歩行時間5時間55分、歩行距離26.3km、平均速度4.4km/h
累計歩行時間182時間50分、歩行距離750.3km、平均速度4.1km/h

コースガイド

内子町から久万高原へのルートは大別して「鴇田峠遍路道」「農祖峠遍路道」「ほうじが峠遍路道」の3つがあります。遍路地図には、この内「鴇田峠遍路道」と「農祖峠遍路道」、加えて両遍路道をつなぐ「畑峠遍路道」が掲載されています。澄禅著「四国辺路日記」(1653)や真念著「四国邊路道指南」(1687年)を読むと、「鴇田峠遍路道」しか記載されておらず、「農祖峠遍路道」や「ほうじが峠遍路道」出てこないところを見ると、突合を右折して小田町を経由する道は、久万高原まで通じていなかったのかもしれません。このプランでは、最も旧来の道と言える「鴇田峠遍路道」を歩きます。

落合トンネルまでは、国道379号に沿って歩きます。緩やかに上って行きますが、気になる勾配ではありません。落合トンネルを出て、県道に入るとやや勾配がキツクなってきます。畑峠を越えてくる遍路道との合流点にある三嶋神社まで歩いて、宿の送迎車を待ちましょう。

今日のランチ

今日のルート上に飲食店やコンビニはありません。内子町内のコンビニで弁当等を購入して、途中の大瀬遍路休憩所で食べるようにプランしています。大瀬集落には、3ヶ所の休憩所が設置されています。詳しくは、歩き遍路の記録35日目の注釈2を参照して下さい。

内子市街地の出口に道の駅「内子フレッシュパークからり」さんがありますが、通過時刻が朝なので、弁当等の購入を予定していても無い場合があります。なお、突合の先には、このルート唯一の飲食店であるうどん店があります。 詳細は、歩き遍路の記録35日目の注釈4をご覧下さい。

おすすめ宿

この日の宿は、たちばな旅館(TEL089-969-2345)さんです。遍路地図7~9版には掲載されていませんので、ご注意下さい。最新の10版で掲載が復活しました。三嶋神社までの送迎については、予約時にご確認下さい。 なお、三嶋神社周辺ではdocomo以外の携帯電話は圏外となります。付近に公衆電話もありませんので、ご注意下さい。和室、2食事付。

たちばな旅館さんが一杯の場合は、ゑびすや旅館(TEL089-969-2209)さんが近くにあります。

第29日目 【宿泊地/久万高原周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  たちばな旅館 - - - 宿の朝食は6時30分からです。宿の送迎車で移動。
7:40着  三嶋神社
(遍路地図55-1の57.2k)
0:05
7:45発 0:50 2.6 三嶋神社から舗装路を上りつめ、峠直下で山道に入り、下板場峠に至ります。
8:30過  下坂場峠
(遍路地図56-1のH570)
-
0:15 1.1 下坂場峠からは再び舗装路となり、大師堂のある遍路地図のH520地点まで一旦下ります。
8:45過  大師堂
(遍路地図56-1の60.8k)
-
1:00 2.9 大師堂からは舗装路と舗装路をショートカットする山道とが交互に出てきます。最後は沢筋の山道を急登し鴇田峠に着きます。
9:45過  鴇田峠(ひわたとうげ)
(遍路地図56-1の63.7k)
-
0:55 3.5 鴇田峠を過ぎるとすぐに東屋があり、休憩することができます。東屋からは久万町に向けて、急坂を下りて行きます。
10:40着  44番札所 大寶寺 0:20
11:00発 0:30 1.4 大寶寺からは山道を歩いて峠御堂中峠(H715m)を越えて、峠御堂トンネル脇から県道に合流します。
11:30過  県道12号線との合流点
(遍路地図56-1の1.4k)
-
0:25 1.7 「いやしの宿八丁坂」さんで昼食をとり、荷物を預けて、岩屋寺へ向かいます。
11:55着  いやしの宿 八丁坂 0:30
12:25発 0:45 2.8 遍路地図56-1の4.2k,H560地点からは山道となり、緩やかなアップダウンが続きます。
13:10過  八丁坂入口
(遍路地図56-1の5.9k,H570)
-
1:10 2.8 八丁坂は、杉林の中の急登です。頂上(遍路地図56-1のH730)からは尾根筋のアップダウンがお寺まで続きます。
14:20着  45番札所 岩屋寺 0:20
14:40発 0:10 0.6 寺からは、舗装路を直瀬川まで一気に下ります。足に負担が掛りますので、ゆっくりと下って下さい。
14:50過  岩屋寺前バス停
(遍路地図56-1の0.6k)
-
0:35 2.3 古岩屋荘さんまでの間は、県道12号線に沿って遍路道がありますが、若干荒れ道なので、体力によっては県道を歩いたほうが良いでしょう。
15:25過  古岩屋荘
(遍路地図56-1の2.9k)
-
0:55 3.6 古岩屋荘さんと八丁坂入口の間の谷川沿いに、大師堂と不動堂・逼割がありますので、この間は県道ではなく、遍路道がオススメです。
16:20着  いやしの宿 八丁坂 -
日計歩行時間9時間00分、歩行距離25.3km、平均速度2.8km/h
累計歩行時間191時間50分、歩行距離775.6km、平均速度4.0km/h

コースガイド

今日のコースは、平坦路がほとんどありません。下坂場峠と鴇田峠を越えて大寶寺に至り、峠御堂中峠と八丁坂を越えて岩屋寺に向かいます。このルートは、真念や澄禅が記している道筋となります。

今日歩くいずれの峠も、これまで歩いてきた「遍路ころがし」に比べると困難さはありません。しかし、季節によっては久万高原は雪道となる場合がありますので、12~3月にこのルートを辿る際には十分ご注意下さい。なお、一般的には久万町中心部で宿をとり、大寶寺を経由して岩谷寺を空身で打戻るケースが多いのですが、今回は2012年に新装オープンした「いやしの宿八丁坂」さんに泊まるプランとしました。

三嶋神社を出発して遍路地図56-1の58.5km地点の先で県道を離れます。何軒かの家並みを過ぎて車道を進んで行くと、右上に進む道標が出てきます。遍路地図56-1では、○平49を過ぎて車道が途絶え、点線の遍路道が右折するように表記されていますが、実際には車道は途絶えずにその先も続いています。くれぐれも右上に進む道標を見逃さないように注意して下さい(東京都TN様よりの情報)。

44番札所大寶寺からは、納経所脇の石段を下り、遍路シールの指示通りに河合方面へ左折して下さい。峠御堂中峠(遍路地図56-1のH715地点)へ向かう道になります。

45番札所岩屋寺からの帰路、古岩屋荘(遍路地図56-1の2.9k)を過ぎて100mほど行くと小川があります。この小川を越すとすぐに「←大師堂・紅葉谷」という道標がありますので、ここを左折して山道に入ると大師堂と不動堂・逼割に至ります。遍路地図では古岩屋荘の駐車場から伸びる車道を歩くように示されていますが、車道を歩いて行くと大師堂と不動堂・逼割には直接至らず、少し遠回りになります。

今日のランチ

宿泊する「いやしの宿八丁坂」さんに併設されているレストランでランチにします。営業時間11:00~14:00です。火曜日は、レストランのみが休みとなりますので、火曜日に宿泊される際にはご注意下さい。 なお、久万町を離れると岩屋寺までの間に「いやしの宿八丁坂」さんのレストラン以外に飲食店やコンビニはありません。和室、2食事付。

鴇田峠を下ってきて、久万郵便局のある国道33号線との交差点を左折し、しばらく歩くと「焼肉ちぐさ」さんがあります。 「いやしの宿八丁坂」さんのレストランを利用しない場合には、こちらを利用して下さい。営業時間11:00~14:00、月曜日定休です。ラーメンがオススメです。

おすすめ宿

今夜の宿は、いやしの宿八丁坂(TEL0892-41-0678)さんです。 2012年にオープンした、まだ新しい宿です。他の宿と同様に洗濯機・乾燥機が設置されています。

久万町中心部に泊まるならば、キジ料理が有名な民宿笛ヶ滝(TEL0892-21-0502)さん、岩屋寺近くならば、門田屋旅館(TEL0892-57-0801)さんがオススメです。

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