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おすすめプラン徳島県編

遍路スタートの徳島県。1番札所霊山寺から県境の町宍喰までの約200kmを8日間で歩きます。

ルートマップ

第1日目 【宿泊地/7番札所周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:07発  JR 徳島駅 - - - 列車で移動(運賃260円)。事前に列車時刻の再確認をして下さい。2014年12月に列車時刻を修正しています。
7:46着  JR 板東駅 0:04
7:50発 0:15 0.9 1番札所は、遍路用品の購入を考慮して、滞在時間を長目にしています。
8:05着  1番札所 霊山寺 0:35
8:40発 0:20 1.4
9:00着  2番札所 極楽寺 0:20
9:20発 0:35 2.6 金泉寺では、大師堂の右側にある「黄金の井戸」を見逃しがちですので注意です。
9:55着  3番札所 金泉寺 0:20
10:15発 0:40 3.0 愛染院は「刷毛納経」で有名です。ぜひ、いただいて下さい。
10:55着  3番奥ノ院 愛染院 0:10
11:05発 0:05 0.3 萌月さんは、愛染院を出て300m右側です。
11:10着  うどん処 萌月 (不定休) 0:30
11:40発 0:25 1.7
12:05着  4番札所 大日寺 0:20
12:25発 0:25 1.8 五百羅漢は有料拝観(200円)です。ちょっと怖い…。
12:50着  5番奥ノ院 五百羅漢 0:10
13:00発 0:05 0.2
13:05着  5番札所 地蔵寺 0:20
13:25発 1:10 5.3
14:35着  6番札所 安楽寺 0:20
14:55発 0:15 1.2
15:10着  7番札所 十楽寺 0:20
15:30発 0:05 0.1 十楽寺と宿坊は同一敷地内ですが、便宜上距離を0.1km所要時間を5分にしています。
15:35着  十楽寺宿坊 -
日計歩行時間4時間20分、歩行距離18.5km、平均速度4.3km/h
累計歩行時間4時間20分、歩行距離18.5km、平均速度4.3km/h

コースガイド

遍路のスタートは、遍路ころがしで有名な焼山寺への登山道入口である、11番札所藤井寺まで2日間で行くようにプランニングするのがポイントとなります。そのため1日目は、午前中に1番札所霊山寺をスタートしましょう。私の1回目の遍路のように、羽田から徳島空港に昼到着して午後から歩き始めると、とても途中半端な序盤となってしまいます(歩き遍路の記録1日目参照)。

初日の歩行距離を18.5kmと少なめにしています。体調と装備の調整を兼ねて、ゆっくりと歩き始めましょう。

今日は、遍路地図(四国遍路ひとり歩き同行二人・地図編)を片手に絶えず見ながら歩く事で、遍路地図表記の独特なクセを覚えて下さい。また、遍路道標や遍路シールの掲示位置を注意深く見て歩くことで、掲示場所の特徴も押さえて下さい。この先の道迷いを最小限にできると思います。

今日のランチ

今日の昼食は、うどん処萌月(ほうつき)さんです。遍路地図の10版から掲載されたお店で、営業時間は10:00~17:00、不定休です。私はお店の前を通ったことはありますが、実食したことはありません。

萌月さんは、11:00過ぎに開店する日もあるとの情報をいただきました(YI様からの情報)。以前は9:00~18:00だった営業時間も現在は10:00~17:00と案内されています。段々と営業時間が短くなっているようですので、ご利用の際は、愛染院などから電話(090-8697-9388)をした方がよいかもしれません。

この店で昼食をとらない場合は、遍路道上に他の食堂はありませんので、午前中に県道12号線沿線にあるコンビニで弁当等を購入されて下さい。

おすすめ宿

今晩の宿は、7番札所十楽寺(TEL088-695-2150)の宿坊をオススメします。この宿坊は『ビジネスホテル並みの施設』とよく紹介されていますが、実際に泊まってみたら『ビジネスホテルをはるかに上回る施設』でした。難点は団体客が多いこと(私が宿泊した時は個人客は私を含めて2組だけ)と、予約を取るのが難しい事くらいです。団体客が到着する前に大浴場を使わせてもらっちゃいましょう。 洋室、2食事付です。

十楽寺宿坊の予約が取れない場合は、民宿いしだ(0883-24-3335)さん、6番札所安楽寺宿坊(TEL088-694-2046)のどちらかをチョイスして下さい。

第2日目 【宿泊地/11番札所周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  十楽寺宿坊 - 1:00 4.2 宿の朝食は7時からです。十楽寺から熊谷寺の間は、様々な道標が立っていますが、遍路シールが正しいルートになります。シールを見逃さないようにして下さい。
8:30着  8番札所 熊谷寺 0:20
8:50発 0:35 2.1
9:25着  9番札所 法輪寺 0:20
9:45発 0:45 3.1
10:30過  切幡寺参道入口
(遍路地図12-1のH63地点)
-
0:15 0.7 切幡寺の往路(登り)は、歩行速度時速3.0km弱に設定しています。
10:45着  10番札所 切幡寺 0:20
11:05発 0:10 0.7
11:15過  切幡寺参道入口
(遍路地図12-1のH63地点)
-
0:20 1.2 うどん亭八幡さんは、遍路地図12-1の旅館八幡さんの場所になります。
11:35着  うどん亭 八幡 (不定休) 0:30
12:05発 0:45 3.3
12:50過  川島橋 -
0:50 3.6 コスモス鴨島店さんは、遍路地図12-2A詳細図のダイキさん隣です。
13:40着  コスモス鴨島店 0:20
14:00発 0:25 1.8 旅館吉野さんに着いたら、必要に応じて宅配便の手配をお願いしましょう。下記の「遍路のミニヒント」を参照して下さい。
14:25着  旅館 吉野 0:10
14:35発 0:15 0.8 11番札所には、吉野さんに荷物をおいてから参拝しましょう。
14:50着  11番札所 藤井寺 0:20
15:10発 0:15 0.8
15:25着  旅館 吉野 -
日計歩行時間5時間35分、歩行距離22.6km、平均速度4.0km/h
累計歩行時間9時間55分、歩行距離41.1km、平均速度4.1km/h

コースガイド

今日も多くの札所がありますので、楽しく歩ける1日かと思います。 ほぼ平坦な道のりですが、10番札所切幡寺だけは標高差90mほどを333段の階段で登ることになります。 以前は、切幡寺参道入口にある「ふじやうどん」さんで荷物を預かってもらう事ができましたが、うどん店のご主人が他界され、現在(2013年春)は営業されていません。店頭のベンチに荷物を置かせていただく事はできるかと思いますが、自己責任となります。心配な方は背負ったままで切幡寺に向かって下さい。

10番札所切幡寺から11番札所藤井寺の間は、遍路地図12-2にあるように「川島橋ルート」と「阿波中央橋ルート」の2ルートがあります。川島橋は、遍路が歩いている写真がよく紹介されている沈下橋です。四国には多くの沈下橋がありますが、遍路道にはほとんどありませんので、初めて遍路道を歩かれる方は「川島橋ルート」をオススメします。なお一方の「阿波中央橋ルート」は、春のオンシーズンの時でも歩いている方がほとんどいませんので、静かに歩かれたい方はこちらをお選び下さい。ただし、分岐点である遍路地図12-2の2.7k地点には、分岐を示す道標や遍路シールがありませんのでご注意下さい。

今日は平坦な22.6kmの歩行距離ですので、時間的には十分な余裕があると思います。途中コスモス鴨島店さん(隣にはホームセンター・ダイキさん有)を組込んでいます。 2日間歩いてみて不足していた装備や、行動食・常備薬などを補充して下さい。この先大きなドラッグストアやホームセンターにはなかなか出合いません。なお、上表の川島橋からコスモス鴨島店さんへの区間距離3.6kmは、国道192号線経由ではなくJR西麻植駅経由の最短コースの距離数となります。

今日のランチ

今日の昼食は、うどん亭八幡さんです。結果として2日連続でうどん店となりましたが、遍路道上に他の候補もコンビニもありません。営業時間は11:00~20:30、不定休、日替りうどん定食(630円)のコスパは高くオススメです。私は遍路1回目・2回目共にお世話になりました。

鴨島まで行くと(遍路地図12-2の詳細図Aの範囲内)、コンビニや飲食店が数多くあります。

おすすめ宿

今晩の宿は、旅館吉野(TEL0883-24-1263)さんをオススメします。焼山寺への登山前泊の宿としては唯一無二の宿だと思います。詳しくは、歩き遍路記録3日目を参照して下さい。 和室、2食事付です。

旅館吉野さんの予約が取れない場合は、JR鴨島駅周辺で宿を取ることになりますが、私は吉野さん以外に泊まったことがありませんので、詳細はわかりません。 (下記参照)

KYさんより、JR鴨島駅近くのビジネスホテルアクセス鴨島(TEL0883-24-5050)さんに宿泊されたとの情報をいただきました。隣にコンビニとスーパーがあり便利で、宿泊料金もお手ごろとのことでした。また、yassiさんからも同ホテルについて、部屋は狭いものの清潔感があり、予約時にカード払いしておけば、チェックアウト手続きの必要がありませんとの情報をいただいています。

ミニヒント

初めて遍路道を歩かれる方は、焼山寺までの道のりを歩き切ることができるのか不安だと思います。私も1回目の時はそうでした。どうしても体力的に自信がない時や体調が万全でない時には、こんな方法を取ることもできます。

旅館吉野さんから、明日宿泊予定の神山温泉ホテルさんまで、最低限必要な荷物(納経帳、雨具、水筒等)を除いて、ヤマト運輸の宅配便で送ってしまいましょう。そうすることでほぼ空身で山登りをすることとなり、肉体的には大きなアドバンテージになると思います。

15時までに旅館吉野さんに入り、宿にお願いしてヤマト運輸の集荷依頼をして発送すると、翌日、神山温泉ホテルに荷物を届ける事ができます。なお、四国各地で展開されている「宅配便の当日配達」には対応していないエリアとなります(朝9:30までにヤマト運輸の鴨島センターまで荷物を持ち込むと、当日中に神山温泉に配達できるようですが現実的ではありません)。

第3日目 【宿泊地/神山温泉】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
6:30発  旅館 吉野 - 0:10 0.8 宿の朝食は6時からです。季節にもよりますが、1~2Lの水を持ってスタートしましょう。険しい道のりなので1時間の早発にしています。
6:40過  11番札所 藤井寺 -
0:20 1.0 ここから先は、勾配に応じて歩行スピードを2.5km/h~3.5km/hに設定しています。
7:00着  端山休憩所(H225m) 0:10
7:10発 0:45 2.2
7:55着  長戸庵(H440m) 0:10
8:05発 1:10 3.4 藤井寺から焼山寺までの間で、柳水庵が唯一の水場です。必ず水を補充しましょう。
9:15着  柳水庵(H500m) 0:10
9:25発 0:50 2.2 浄蓮庵は、天然記念物の大杉と弘法大師像があり、42段の石段を登って到着します。
10:15着  浄蓮庵(H745m) 0:20
10:35発 0:25 1.6 浄蓮庵から標高差300mを一気に下り、左右内集落に至ります。そして、集落から更に下り、標高400mの地点で左右内谷川を渡ります。
11:00過  左右内(そうち)集落
(遍路地図14-1のH450地点)
-
1:10 2.5 川から先は日蔭になります。寒い季節は、川を渡る前に休憩を取るようにしましょう。川からは距離2.5km、標高差300mの今日最後の登りが待っています。
12:10着  12番札所 焼山寺(H700m) 0:20
12:30発 0:30 1.8 焼山寺には屋内休憩所、飲料水の自販機、トイレがあります。ここからは急な下り坂となりますので、時間の許す限り足を休めましょう。
13:00着  杖杉庵 0:10
13:10発 0:30 1.6
13:40過  すだち館
(遍路地図14-1の詳細図A)
-
1:30 6.6
15:10着  神山温泉ホテル -
日計歩行時間7時間20分、歩行距離23.7km、平均速度3.2km/h
累計歩行時間17時間15分、歩行距離64.8km、平均速度3.8km/h

コースガイド

阿波の遍路ころがしは「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われています。万全の体調で今日のコースに臨んで下さい。このルートの厳しさについては、多くの個人HPやブログで紹介されていますので、そちらをご一読いただければと思います。このコースを上記の時間内で歩くことができれば、これから先の遍路道も歩き切ることができる目安になると思います。一方で、時間を大幅にオーバーしたり、途中で歩くことが困難になってしまった場合には、この先のプランを再考されることをオススメします。

なお、行程を心配するばかりに夜が明ける前に宿を出られる方がいらっしゃいますが、藤井寺から先は、うっそうとした森の中を歩くこととなり暗いときけんです。明るくなってから出発するようにして下さい(yossiさんの情報より加筆)。

私は1回目の遍路の時、旅館吉野さんから焼山寺を経由して、なべいわ荘さんで1泊し、翌日「玉ヶ峠」を越えて大日寺に至りました。歩いてみて感じたのは、なべいわ荘さんまででは距離が短く、「玉ヶ峠」を越えた先の植村旅館さんまでは長過ぎるという事でした。そこで、このプランのように旅館吉野さんから神山温泉ホテルさんまでのプランニングをしました。2013年の春にこのプランを実歩しています。7:35に藤井寺を出発し、15:20に神山温泉に到着しました。

今日のランチ

今日のルート上には飲食店はありません。旅館吉野さんに泊まっていれば、昼食用のおにぎりを持たせてくれます。他の宿に泊まった際には、JR鴨島駅周辺のコンビニで必ず昼食を購入しておいて下さい。

このプランでは浄蓮庵(大きな杉と大師像があります)で昼食としています。時間的に少し早いのですが、浄蓮庵から先は座って休める場所がなく、左右内からの急登を控えて荷物を軽くするためにも、浄蓮庵での昼食をオススメします。

おすすめ宿

今晩の宿は、神山温泉ホテル四季の里(TEL088-676-1117)さんをオススメします。山登りで疲れた身体を温泉で癒して下さい。公式ホームページからの予約限定で「お四国巡礼宿泊プラン(平日のみ)」があり、1室1人でも利用することができます。 ただし、時期によっては予約が入りにくい場合がありますので、早めの手配をして下さい。和室・洋室選択可、2食事付です。

神山温泉ホテルさんの予約が取れない場合は、民宿あすか(TEL088-676-1158)さんが温泉ホテルから近い宿となります。

ここでチェック!

遍路開始より3日が経ちました。ほぼ平坦な1日目と2日目、そして山登りの3日目と、遍路道全行程の縮図がこの3日間に現われていると言えます。このおすすめプランを実際に歩かれた方は、ここで次の点をチェックしてから、明日以降のプランニングしていただければと思います。

平坦路(1日目と2日目)でタイムスケジュール通りに歩けましたか?
もし、歩けなかった場合は、今後このプランでは無理がありますので、1日の歩行距離を「30kmから25kmに減らす」等の対策が必要です。

山登り(3日目)はタイムスケジュール通りに歩けましたか?
もし、歩けなかった場合は、山登りの行程日は「早立ちする・距離を短くする・交通機関を利用する」等の対策をして下さい。なお、11番札所藤井寺から12番札所焼山寺まで8時間以上掛った場合には、トレーニングをした上で再チャレンジする事も考慮されて下さい。
これより先の山登り行程とは、20番札所鶴林寺(おすすめプランの第6日目)、21番札所太龍寺(同6日目)、 27番札所神峯寺(同11日目)、35番札所清滝寺(同15日目)、七子峠(同17日目)、松尾峠(同24日目)、柏峠(同25日目)、歯長峠(同26日目)、鳥坂峠(同27日目)、鴇田峠(同29日目)、60番札所横峰寺(同35日目)、65番札所三角寺(同37日目)、66番札所雲辺寺(同38日目)、71番札所弥谷寺(同39日目)、国分坂(同41日目)、84番札所屋島寺(同42日目)です。

札所での参拝時間は、20分で足りましたか?
読経時間が長かったり、休憩時間が長いと20分では足りない場合もあるかと思います。その場合には、札所が多い日(おすすめプランでの第1日目、2日目、4日目、30日目、31日目、33日目、39日目、40日目) は、「早立ちする・参拝時間を短くする」等の対策をして下さい。

第4日目 【宿泊地/徳島市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  神山温泉ホテル - 1:50 8.2 宿の朝食は7時からです。
9:20過  広野小学校 -
1:30 6.8 遍路地図に記載されている甲乙丙の3ルートのうち、乙ルートを歩きます。ミスルート注意(下記参照)
10:50着  セブンイレブン徳島入田町店
(遍路地図16-1の日和田バス停前)
0:10
11:00発 0:10 0.7
11:10着  13番札所 大日寺 0:30
11:40発 0:30 2.3
12:10着  14番札所 常楽寺 0:20
12:30発 0:05 0.3
12:35着  14番奥ノ院 慈眼寺 0:10
12:45発 0:05 0.5
12:50着  15番札所 国分寺 0:20
13:10発 0:25 1.8
13:35着  16番札所 観音寺 0:20
13:55発 0:35 2.8 井戸寺の境内には「面影の井戸」があります。覗いてみて自分の姿が映れば無病息災と言われています。
14:30着  17番札所 井戸寺 0:20
14:50発 1:30 6.6 井戸寺→中鮎喰橋→蔵本駅→ホテルと歩きます。井戸寺を出たら左へ進み、お寺を回り込むようにして「北岩延バス停」方向へ向って下さい。
16:20着  ホテルサンルート徳島 -
日計歩行時間6時間40分、歩行距離30.0km、平均速度4.5km/h
累計歩行時間23時間55分、歩行距離94.8km、平均速度4.0km/h

コースガイド

今日は神山温泉から5つの札所を巡り、一気に徳島駅前まで歩き切る30kmの行程です。昨日の山登りで足に疲労が蓄積されているはずですので、ゆっくりと歩き始めて下さい。体力が試される1日になると思います。

12番札所焼山寺から13番札所大日寺までは3つのルートがあります。甲ルートは、玉ヶ峠経由の20.8km(焼山寺-大日寺間)。乙ルートは、寄井・広野経由の25.1km(同)。丙ルートは、寄井・大桜トンネル経由の23.5km(同)です。

3ルートの内、甲ルートは距離が短いためか最も多くの方が歩かれています。しかし、玉ヶ峠から植村旅館まで長大な下り坂があり最も厳しいルートです。乙ルートは甲と比べて5km長くなりますが、緩やかなアップダウンと平坦な道で構成されオススメのルートです。丙ルートは大桜トンネルまでの登りとそれ以降の急な下り坂で案外アップダウンがありますが、ほとんど歩いている方はいませんので、静かなお遍路を求められる方に向いています。

乙ルートを歩こうと思ったのに、遍路シールのみを見て歩いたら丙ルートになってしまったとの連絡をいただきました。ルートは、遍路地図14-1左頁で国道438号から県道21号に入ります。県道21号線の立見峠を越え、喜来橋に至ると遍路シールは右折、橋を渡るように指示され、県道21号線の旧道へ誘導されます。ここで橋を渡ってしまうと丙ルートに入ってしまいます。また、遍路地図のオノロ喜来バス停付近は表記が間違っています。乙ルートは、喜来橋の遍路シールに従わず県道21号線を直進し、やがて見えてくる「養瀬トンネル」を進んで下さい。

17番札所井戸寺から徳島市内までは、道に迷う方が多いので注意して下さい。私も1回目の遍路の時には迷いました。1番札所霊山寺から17番札所井戸寺までは、遍路シールや道標が数多く設置されており、地図を見なくとも大きくルートを外れずに歩く事ができたかと思いますが、井戸寺から先は徳島市中心部を通ることとなり、設置の制約上、遍路シールや道標が少なくなります。必ず、地図を確認しながら歩くようにして下さい。

今日のランチ

お昼時の大日寺・常楽寺周辺の遍路道沿線には飲食店がありません。神山温泉~大日寺間唯一のコンビニである「セブンイレブン徳島入田町店」(遍路地図ではサンクスのまま)さんで弁当等を購入して、店頭のベンチか大日寺の境内で食べましょう。大日寺の境内はかなり狭いのですが、座れる場所もあり食事も許される雰囲気があります。

徳島県と香川県内の「サンクス」は、2013年3月より順次「セブンイレブン」にブランドチェンジがされています。遍路地図上では「サンクス」の表記がされていても「セブンイレブン」になっていたり、閉店したりしている場合がありますので、ご注意下さい。

進行が早い場合は、15番札所国分寺と16番札所観音寺の間にある、支那そば十三八(とみや)さんに立寄って下さい。遍路道から外れますが距離的なロスは僅かです。鳥坂ラーメン(中盛500円)が美味でした。

おすすめ宿

私は、温泉大浴場があり、施設がまだ新しいことから、 徳島市内での宿は駅前のホテルサンルートさんと決めています。フロント対応がイマイチな事と、エレベーターの数が少ないことを除くと不満はありません。素泊まりとなりますが、周辺に多数の飲食店がありますので、食事に困ることもないかと思います。この先しばらく旅館料理が続く事となりますので、好きな物を食べておきましょう(笑) 。洋室、素泊まり(朝食付あり)。

ホテルサンルートさん以外にも様々な選択肢があります。遍路地図に掲載されていない宿も多くありますので、宿泊予約サイト等でチョイスしてみて下さい。

ミニヒント

徳島駅前に泊まられたら、夕食は近くの「はなや食堂」さんへ行ってみて下さい。徳島市民ならみんな知ってる老舗の洋食屋さんらしく、メニューには様々洋食が並んでいます。一方で、丼物や豚汁などもありますので、メニュー選びには困らないと思います。うん?いやいや、メニューが多すぎて選ぶのに困ると思います(笑)

第5日目 【宿泊地/勝浦町周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
8:00発  ホテルサンルート徳島 - 1:30 7.0 距離の短い平坦路なので30分の遅発にしています。宿からは国道192号・55号バイパスと歩いて、遍路地図18-1の9.2k地点で遍路道に合流します。
9:30過  勝浦川橋 -
1:00 4.4 恩山寺の麓に古い山門があります。遍路道は、そこから車道を離れて山道を歩きます。明瞭な案内がありませんので注意して下さい(下記参照)。
10:30着  18番札所 恩山寺 0:20
10:50発 1:00 4.0 恩山寺からの復路は来た道を戻らずに駐車場を経由して、車道を下りて行って下さい。山門に到達する前に牛舎の所から弦巻坂遍路道へ入っていきます。
11:50着  19番札所 立江寺 0:20
12:10発 0:05 0.1 立江寺門前にある酒井軒本舗さんの「立江餅」をお忘れなく!
12:15着  キッチンゑみ(月曜休) 0:30
12:45発 2:10 9.6
14:55着  道の駅「ひなの里かつうら」 0:20
15:15発 - - 宿の送迎車で移動。道の駅に到着したら宿に連絡を入れて下さい。送迎車が来るまでは、道の駅の喫茶スペースで休憩しましょう。
15:30着  ふれあいの里さかもと -
日計歩行時間5時間45分、歩行距離25.1km、平均速度4.4km/h
累計歩行時間29時間40分、歩行距離119.9km、平均速度4.0km/h

コースガイド

今日はほぼ平坦な25.1kmです。宿から18番札所恩山寺までの国道55号線沿いには様々な店舗がありますが、朝早くの通過のため営業していません。朝食はホテル2F「BIZAN」の朝食ビュッフェ(945円)がオススメです。格安に済ませたい場合は、セルフうどん やま 徳島駅前店さんやホテルを出発して3kmほどの地点にある、マクドナルド55号沖浜店さんが良いかと思います。

18番札所恩山寺入口の遍路道が分からなかったとの連絡をいただきました。恩山寺へは、遍路地図20-1をよく見ていただければわかるように、「民宿ちば」さんの先で車道を離れ赤点線のルートでお寺へ至っています。赤点線の道は、明瞭な遍路シールや道標がないために、多くの方がそのまま車道を歩かれて恩山寺へ行ってしまっているようです。下記の写真を参考にされて下さい。

恩山寺ルート 恩山寺ルート
●「民宿ちば」さんから200mほど行くと、赤い欄干の橋があります。この橋を渡り、上写真中央の「恩山寺と書いてある石柱」の裏手から山道に入ります。 ●左写真の地点から、しばらく車道に沿って遍路道がありますが、やがて山中へと入っていきます。そして、恩山寺の境内へと続いています。

恩山寺からの復路は、上写真の往路の道を戻らずに車道を下ってください。途中の牛舎の脇から、釈迦庵へ通じる道(弦巻坂遍路道)に分岐します。なお、この分岐点には案内看板が設置されています。

立江寺到着の時刻とお腹の具合によっては、立江寺参拝前に、キッチンゑみさんで昼食にして下さい。

今日のランチ

今日の昼食は、キッチンゑみさんです。 遍路道中には珍しい洋食店、それもロシア料理のお店です。でも安心して下さい、ランチメニューはいたって普通の定食が並んでました。キッチンゑみさんは、立江小学校と立江寺の間にある商店街の中にあります。 営業時間11:00~15:00、17:00~21:00、月曜定休。

キッチンゑみさんの他には、法泉寺(遍路地図20-1の櫛渕小学校先)近くの「うどん店みぽりん(歩き遍路の記録7日目参照)」さんがあります。

おすすめ宿

今晩の宿は、ふれあいの里さかもと(TEL0885-44-2110)さんで決まりです。私が遍路で泊まった宿の中でも5本の指に入る素敵な宿です。ぜひ、泊まってみて下さい。ふれあいの里さかもとさんは、道の駅「かつうら」から約8km、車で15分の所にあります。和室、2食事付。

道の駅「ひなの里かつうら」の事を、地元の方は単に「勝浦」と言うケースが多いようです。「ふれあいの里さかもと」さんのスタッフと、送迎の待合せ場所を打合せる時には、ご注意下さい。

鶴林寺への登山口である勝浦町には、他にも何軒かの宿がありますが、評判は総じて芳しくありません。ふれあいの里さかもとさんの予約が取れない場合には、日程の変更も考慮して下さい。

第6日目 【宿泊地/21番札所周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:00発  ふれあいの里さかもと - - - 宿の朝食は6時30分からです。送迎車は7時に宿を出発します。1Lの水は持ちましょう。
7:15着  道の駅「ひなの里かつうら」 0:05
7:20発 1:10 3.6 今日のコースはアップダウンばかりです。勾配に応じて歩行速度を2.0km/h~4.0km/hに設定してあります。
8:30着  20番札所 鶴林寺 0:20
8:50発 0:50 2.4 鶴林寺の御朱印は、1羽の鶴でとても印象的です。
9:40着  大井休憩所
(遍路地図20-1水井橋バス停手前)
0:10
9:50発 0:40 2.6 水井橋を渡ってから登坂口まで舗装路をダラダラと登りつめて行きます。
10:30過  登坂口
(遍路地図20-1の5.0k)
-
1:00 1.7 登坂口からは山道となります。本日のハイライト!がんばりましょう。遍路地図20-1のH430分岐点にザックをデポして太龍寺を往復しましょう。
11:30着  21番札所 太龍寺 0:30
12:00発 2:00 6.3 いわや道ルートが開通しました(下記参照)。阿瀬比ヘンロ小屋の近くに飲料水の自販機があります。
14:00着  阿瀬比ヘンロ小屋
(遍路地図22-1阿瀬比バス停近く)
0:10
14:10発 0:25 1.1
14:35過  大根峠(おおねとうげ) -
0:50 3.5
15:25着  22番札所 平等寺 0:20
15:45発 0:05 0.1
15:50着  民宿 山茶花 -
日計歩行時間7時間00分、歩行距離21.3km、平均速度3.0km/h
累計歩行時間36時間40分、歩行距離141.2km、平均速度3.9km/h

コースガイド

今日は鶴林寺と太龍寺、大根峠の3つの山越えです。かなりキツイコースですので気合を入れて歩きましょう。できれば、宿で出会うかもしれない遍路仲間と励まし合いながら歩けると良いですね。

遍路地図に紹介されている鶴林寺への道は、「金子や」さんからの道と「かえで」さんからの道の2ルートがありますが、初めて遍路道を歩かれる方は、遍路道で最初に国史跡に指定された「金子や」さんからの「鶴林寺道」の方を歩かれることをオススメします。

太龍寺からの下りは、持福院経由の道と、坂口屋(2015年7月より休業中)さん経由の道、あと遍路地図には出ていませんが国史跡に指定されている「いわや道」の3ルートがあります。 持福院経由の道は、残念ながら未整備のため、現在は通行することができない事になっています。

(2015年11月1日追記)太龍寺からの下山路として「いわや道」経由のルートが通れるようになりました。太龍寺からロープウェイの下を通り、舎心ヶ嶽を経由して、阿瀬比ヘンロ小屋まで2時間程です。遍路地図には記載されていない道ですが、ぜひ歩かれて下さい。ただし、14時以降及び荒天時は歩行不可です。(東京都HM様からの情報)

(2016年4月19日追記)「いわや道」は、高所恐怖症な私にとってはかなり怖い道でした。5kmを2時間半ほど掛かりました。場所によってはロープを伝って下りたり、道幅の狭いトラバースがあったりと、冷や汗をかきながらゆっくりと歩きました。登山経験のない方には、あまりオススメできない道です。(KY様からの情報)

今日のランチ

このルートに飲食店はありません。 ふれあいの里さかもとさんのチェックイン時に依頼すると、おにぎりを作っていただけますので、これを太龍寺で食べるよう計画しています。

おすすめ宿

今晩の宿は、山茶花(TEL0884-36-3701)さんです。周辺に他の宿候補がありませんので、予定が決まったら、なるべく早くに予約を入れましょう。和室、2食事付。

山茶花さんの予約が入らなかった場合は、他の宿を紹介してくれるという話を聞いたことがあります。満室の場合には、親切な山茶花さんの女将に聞いてみて下さい。

第7日目 【宿泊地/鯖大師周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  民宿 山茶花 - 0:40 3.0 宿の朝食は7時からです。
8:10着  22番奥ノ院 月夜御水庵 0:10
8:20発 0:45 3.2 国道55号線との合流点でのミスコースに注意して下さい。下記コースガイド参照。
9:05着  釘打ヘンロ小屋 0:10
9:15発 1:10 5.3 釘打ヘンロ小屋を出発してトンネルを1つ越えてまもなく、国道を離れて右へ曲がり、道を下ります。
10:25着  JR由岐駅 0:10
10:35発 0:25 1.7 由岐駅に立寄り、街中を歩いて田井ノ浜に至ります。詳細図は歩き遍路の記録9日目を参照して下さい。
11:00着  田井ノ浜休憩所
(遍路地図22-2の12.9k地点)
0:30
11:30発 2:20 9.5 薬王寺本堂の裏手に「後ろ向き薬師」が祀られています。お参りを忘れずに・・・。
13:50着  22番札所 薬王寺 0:20
14:10発 1:20 5.8
15:30着  JR山河内駅
(遍路地図24-1の打越寺近く)
0:24
15:54発 - - 列車で移動(運賃260円)。事前に列車時刻の再確認をして下さい。2014年12月に列車時刻を修正しています。
16:11着  JR鯖瀬駅 0:04
16:15発 0:05 0.2 駅からは国道に出ずに線路のガードをくぐって鯖大師本坊へ向かって下さい。鯖大師のお参りは明朝にして宿に入りましょう。
16:20着  鯖大師へんろ会館 -
日計歩行時間6時間45分、歩行距離28.7km、平均速度4.3km/h
累計歩行時間43時間25分、歩行距離169.9km、平均速度3.9km/h

コースガイド

今日のプランのポイントは、山河内駅から鯖瀬駅まで列車移動して、鯖大師の宿坊(遍路会館)に宿泊する点です。遍路旅で出会った先達の方から『鯖大師の護摩供養はぜひ1度体験するべき』と聞いていたのですが、なかなか泊まることができませんでした。山茶花さんから列車を利用しないで鯖大師まで歩くと43.6kmになります。

釘打ヘンロ小屋から22番札所薬王寺までは、国道55号線を歩く「山コース」と、田井ノ浜を経由する「海コース」の2ルートがあります。例えば鯖大師まで歩き通すような長距離歩行を計画される際は、若干距離の短い「山コース」を選んで下さい。それ以外の場合は「海コース」をオススメします。「山コース」は国道沿いを歩きますので、車の往来の中を歩くこととなります。一方の「海コース」は交通量も少なく、天気に恵まれれば久しぶりの海景色にリフレッシュできるかと思います。
薬王寺への案内図
月夜御水庵からの遍路道は、遍路地図22-2の4.8k地点を経て、細い砂利道を登って東釘打橋(遍路地図には記載なし)の脇から国道55号線に合流します。その合流点に右写真(クリックすると拡大します)の案内板があります。 この案内板では薬王寺への道が「四国のみち44km(赤ルート)」か「国道55号15km(青ルート)」の2者択一の表記となっており、遍路地図の「海コース」は記載されていません。「海コース」は、この案内図の福井トンネルを抜けてから、遍路地図22-2の6.4k地点で右折して(左折ではありません)由岐に至ります。間違いを誘発する案内板ですので無視して下さい。

今日のランチ

今日の道中で飲食店やコンビニがあるのは、薬王寺のある日和佐駅周辺だけです。ただし、JR由岐駅の構内(ぽっぽ物産館)に地元の方が運営されている物販コーナーがあり、手作りのお寿司などが販売されています。これを購入して、田井ノ浜の海の見える休憩所で食べるようにプランニングしています。

田井ノ浜休憩所の30分先には白浜休憩所もあり、トイレも併設されています (YI様からの情報)。

JR由岐駅で食料調達ができなかった場合は、日和佐まで急ぐしか手はありません。

おすすめ宿

今晩の宿は、鯖大師へんろ会館(TEL0884-73-0743)にしました。こちらでは護摩祈願やお勤めがあります(実施されない場合もありますので予約時にご確認下さい)。この宿坊をお勧めする理由は、護摩祈願に参加することですので、ご興味のない方は他の宿をお選び下さい。 和室、2食事付。

鯖大師遍路会館の予約が取れない、あるいは護摩祈願やお勤めには参加したくないという方は、薬王寺のある日和佐で1泊して下さい。日和佐には様々な宿泊施設があります。ただし、元宿坊だった「ひかりの宿ikko」さんは休業されたようですね。
日和佐で1泊した場合は、翌日は薬王寺→海陽町(遊々NASAさん泊) 歩行距離約30km、翌々日は海陽町→佐喜浜町(民宿徳増さん泊)歩行距離約33kmとなります。

第8日目 【宿泊地/宍喰周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:45発  鯖大師へんろ会館 - 0:05 0.1 宿の朝食は7時からです。へんろ会館は鯖大師と同一敷地内ですが、便宜上、距離0.1km、所要時間5分としています。
7:50着  別格4番 鯖大師 0:20
8:10発 0:05 0.2 鯖大師での参拝時間を20分見ていますが、前日に済ませている場合には、写経をするのはいかがでしょう。宿泊者は無料体験できます。
8:15着  JR鯖瀬駅 0:08
8:23発 - - 列車で移動(運賃260円)。事前に列車時刻の再確認をして下さい。2014年12月に列車時刻を修正しています。
8:54着  JR山河内駅 0:06
9:00発 1:30 6.4 辺川駅手前の遍路地図24-1の11.3k地点は、国道右手にある下り坂です。歩道が左側についているため見逃しがちですので注意して下さい。
10:30着  小松大師 0:10
10:40発 0:50 3.2
11:30着  タイ料理ブッパー
(木曜・第2水曜休)
0:30
12:00発 0:30 1.9 牟岐駅前を過ぎ、徳島銀行の先を直進して国道55号線を離れます(遍路シールは国道方向を指示)。そこから商店街を抜けて坂を登って行くと「大坂峠入口」という看板が立っています。なお、遍路地図には大坂峠の記載はありません。
12:30過  大坂峠 -
0:45 3.4
13:15過  JR鯖瀬駅前 -
0:55 3.9 喫茶フクナガさんは、歩き遍路に優しい喫茶店です。ぜひ、立寄って下さい。
14:10着  喫茶フクナガ
(遍路地図24-3の浅川駅150m先)
0:20
14:30発 0:35 2.6
15:05着  香峰ヘンロ小屋
(遍路地図24-3の詳細図B)
0:10
15:15発 1:45 7.8 ホテルの直前にセブンイレブン(遍路地図ではサンクス)があります。これを過ぎると70km先の奈半利までコンビニには出会いません。
17:00着  ホテルリビエラししくい -
日計歩行時間6時間45分、歩行距離29.5km、平均速度4.4km/h
累計歩行時間50時間10分、歩行距離199.4km、平均速度4.0km/h

コースガイド

8時22分にJR鯖瀬駅発の列車で、昨日歩き終えたJR山河内駅まで戻る事にしましょう。電車の時刻までは、鯖大師で参拝や写経をしてお過ごし下さい。今日のコースは、緩やかなアップダウンが連続します。歩き始める時刻が遅いため、プラン時刻に遅延しないペースで歩くように留意して下さい。

今日のコースは海陽町浅川で2ルートに分かれています(遍路地図24-3の詳細図C参照)。国道55号線を歩く通称「新道ルート」と、浅川港を経由する通称「旧道ルート」の2ルートです。このプランでは、喫茶フクナガさんに立寄るようプランしていますので「新道ルート」を選んでいます。「旧道ルート」では、喫茶フクナガさんを経由しません。

今日のランチ

今日の昼食は、タイ料理のバンサバーイさんです。 国道55号線沿い、JR牟岐駅前交差点の手前右側になります。営業時間11:30~14:30、17:30~22:00、月曜定休です。とても評判のいいお店で、今や牟岐の名所です(たぶん…笑)。ランチはお得なバイキングです。 バンサバーイさんは閉店(徳島県TM様からの情報)しました。

閉店したバンサバーイさんの跡地で同じタイ料理のブッパーさんがオープンしました。営業時間11:30~14:30、17:30~22:00。定休日は、木曜日と第2水曜日です。750円のランチメニューがあります。

牟岐市街より国道55線を離れずに牟岐トンネル方向へ進むと、亜梨巣さんという喫茶店があります。営業時間9:00~21:00、水曜定休。地元客でにぎわっており、定食・うどん・ピラフなど選択肢も多くオススメです(YI様からの情報)。

上記の亜梨巣さんで食事をされた場合には、牟岐トンネルを抜けた先のローソンさんの裏手に回り込むと大坂峠へ向かう遍路道に復帰する事ができます。

JR鯖瀬駅前には鯖瀬大福食堂(木曜定休)さんもあります。

おすすめ宿

今晩の宿は、ホテルリビエラししくい(TEL0884-76-3300)さんにしました。楽天トラベル等の宿泊予約サイトからも予約することができます。遍路道中、たまにはこんな宿に泊まっても良いのではないでしょうか。宿の公式サイトにもランドリーの記載はありませんが、隣接する道の駅にあります。 和室・洋室選択可、素泊まり(朝食付あり)

ホテルリビエラししくいさんの予約が取れない場合には、約6km手前の遊遊NASA(TEL0884-73-0300)さんの予約にチャレンジして下さい。遊遊NASAさんは、ホスピタリティーに満ちた、とても良い宿です。1日30km以内の関係でホテルリビエラししくいさん泊にしましたが、本当は遊遊NASAさんが海陽町でイチ押しの宿です。

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