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おすすめプラン香川県編

いよいよ遍路もグランドフィナーレを迎えます。最も短い約150kmの香川県を、6日間で歩き切ります。

ルートマップ

第38日目 【宿泊地/観音寺市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
6:30発  民宿 岡田 - 1:30 2.8 宿の朝食は6時からなので、6時30分の出発にしています。尾根道までは急登となります。
8:00過  尾根道との合流点
(遍路地図72-1のH665)
-
0:50 2.5 尾根道に出ると、あとは緩やかな上り坂がお寺まで続きます。雲辺寺の滞在時間を30分にしています。
8:50着  66番札所 雲辺寺 0:30
9:20発 2:10 4.3 尾根筋をしばらく歩いた後、遍路地図72-1の頂上線分岐から、長くて急な下り坂が4.3k地点までずっと続きます。
11:30過  林道合流点
(遍路地図72-1の4.3k,H172)
-
0:50 3.6
12:20着  鏝絵の遍路休憩所
(遍路地図72-1の7.6k先)
0:20
12:40発 0:30 1.9 遍路道を歩いて行くと大興寺の裏手に出てきます。道標は仁王門に回るよう右折指示になっていますが、直進して裏から入るのがベターです。
13:10着  67番札所 大興寺 0:20
13:30発 1:30 6.6 今日の宿は、15時からチェックインが可能です。山での余裕を見て早発にしていますので、時間調整をお願いします。
15:00着  ファミリーロッジ旅籠屋 -
日計歩行時間7時間20分、歩行距離21.7km、平均速度3.0km/h
累計歩行時間250時間20分、歩行距離1002.5km、平均速度4.0km/h

コースガイド

雲辺寺は、雲辺寺山(標高927m)の911m地点にある、四国88ヶ所霊場の中で最も標高の高い札所です。香川で最初の札所ですが、実際は徳島県に所在しています。そんな「遍路ころがし」の難所に挑む1日です。

遍路道三大下り(勝手に命名しました…笑)は、鶴林寺の下り、久万高原・三坂峠の下り、そして雲辺寺の下りです。逆打ちで歩かれる方は、本当に大変な登りだろうなぁ~と思いながら下った記憶があります。私が歩いた時は、途中まで雨雲の中で視界がほとんどありませんでしたが、天候に恵まれると景色の良い下り坂です。

大興寺で参拝を終えたら、石段を下りて仁王門前をお寺を背にして左手(遍路地図では砥石観音方面になってます)へ向かって下さい。遍路地図のルートとはちょっと違いますが、道標に従って歩くと、ちゃんと観音寺への遍路道に合流します。

今日のランチ

民宿岡田さんでは、お接待でおにぎりを持たせてくれます。 それを地元の左官屋さんが設置していただいた「鏝絵がある遍路休憩所(みんなのお休み処)」で食べるようにプランニングしています。天気が良ければ、雲辺寺からの下り道途中の展望の良い所にあるベンチで食べても良いかもしれません。

今日の行程は、観音寺市街地まで飲食店もコンビニもありません。ただし、雲辺寺山頂にあるスキー場「スノーパーク雲辺寺」が営業している期間中(冬期間/日時はHP等でご確認下さい)は、レストランが開設されています。また、雲辺寺ロープウェイ山頂駅にも売店(お土産物だけかも…)があります。

おすすめ宿

今晩の宿は、観音寺駅の近くに2013年7月に新しくオープンした、ファミリーロッジ旅籠屋・讃岐観音寺店(TEL0875-25-1858)さんにしました。遍路地図72-2の県道6号線、5.4kと6.9k間のガソリンスタンドマークのある交差点に立地しています。宿の向いはセブンイレブン観音寺坂本店さんです。素泊まりとなります。洋室、素泊まり。

ファミリーロッジ旅籠屋さんの予約が取れない場合は、私は泊まったことがありませんが、本山寺近くの本大ビジネスホテル(TEL0875-24-1384)さんまで歩かれることをオススメします。

当初、この日のプランは、観音寺・神恵院を参拝した後に、宿に送迎を依頼してかんぽの宿観音寺(TEL0875-27-6161)さんに泊まるプランにしていました。私が利用した時には送迎していただけたのですが、その後、歩かれた方から断られたとの情報をいただきましたので、プラン変更をしています。

第39日目 【宿泊地/善通寺市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
6:30発  ファミリーロッジ旅籠屋 - 0:30 2.1 朝食は宿の向いにあるコンビニで調達して下さい。
7:00着  68番札所 神恵院
 69番札所 観音寺
0:40
7:40発 1:00 4.5 観音寺から本山寺までは、遍路地図のAコースを歩きます。
8:40着  70番札所 本山寺 0:20
9:00発 0:20 1.2
9:20着  70番奥ノ院 妙音寺 0:10
9:30発 2:15 10.1 高松道さぬき豊中インター入口の手前から、斜め右に入り国道11号線を離れます(この道は遍路地図に記載ありません)。遍路地図74-1の3.4k地点で国道に戻り、すぐ先を左折して再び国道を離れます。
11:45着  道の駅「ふれあいパークみの」
(いやだに温泉駐車場の中)
0:20
12:05発 0:15 0.6 時間に余裕があれば、弥谷寺仁王門前の俳句茶屋さんに立寄ってみて下さい。弥谷寺の休憩所として100年以上の歴史を刻んでいます。
12:20着  71番札所 弥谷寺 1:00
13:20発 1:00 3.2 弥谷寺は境内が広くアップダウンもあるため、滞在時間を60分にしています。
14:20着  72番札所 曼荼羅寺 0:20
14:40発 0:10 0.6
14:50着  73番札所 出釈迦寺 0:20
15:10発 0:35 2.6
15:45着  74番札所 甲山寺 0:20
16:05発 0:20 1.5 善通寺は広いので参拝時間を30分にしています。いろは会館には17時頃までに到着して下さい。
16:25着  75番札所 善通寺 0:30
16:55発 0:05 0.1 善通寺と宿坊「いろは会館」は同一敷地内ですが、便宜上距離を0.1km所要時間を5分にしています。
17:00着  善通寺宿坊「いろは会館」 -
日計歩行時間6時間30分、歩行距離26.5km、平均速度4.1km/h
累計歩行時間256時間50分、歩行距離1029.0km、平均速度4.0km/h

コースガイド

今日は、68番から75番までの8つの札所を巡る、盛りだくさんの楽しい1日です。札所の建造物の内、本山寺本堂は国宝です。札所が多く参拝時間がとても掛るために、ファミリーロッジ旅籠屋・讃岐観音寺店さんを6時30分に出発するプランです。

観音寺から弥谷寺の麓(遍路地図74-1の10.1k)までは平坦で、ここから一気に弥谷寺まで標高差200mを登ります。また、弥谷寺境内も長い階段や起伏がありますので油断しないで下さい。弥谷寺からは山道を下り、高松道付近から舗装された平坦路となります。曼荼羅寺から出釈迦寺までは上り坂、出釈迦寺からは曼荼羅寺まで戻り、そこから善通寺まではほぼ平坦路となります。

今日の目的地である善通寺の到着は17時近くになるかと思います。善通寺は大伽藍です。本堂(金堂)と大師堂(御影堂)も離れていますので、明朝にゆっくりと参拝されるのも良いかもしれません。宿坊に泊まられる場合には、17時30分から夕食となりますので、遅くならないようにご注意下さい。

今日のランチ

道の駅「ふれあいパークみの」の物産館の中にある喫茶コーナーで昼食にしています。日替わりランチやうどん定食を食べることができます。 営業時間9:00~17:00(ランチタイム11:00~14:00)、第2水曜日を除く水曜日が定休です。

弥谷寺の門前には、有名な俳句茶屋さんがあります。私が歩いた時も訪問を楽しみにしていたのですが、朝早すぎて営業していませんでした。ところてんやあめ湯の他にもうどんやまんじゅうが食べれるようです。

おすすめ宿

四国88ヶ所の中で、最も大きな伽藍が善通寺です。 今日は、その善通寺の宿坊「いろは会館」(TEL0877-62-0111)さんに泊まるプランです。なかなか予約が入りにくい宿坊ですので、早目に電話を入れて下さい。ぜひ、朝のお勤めには参加されて下さい。和室、2食事付。

いろは会館さんが一杯だった場合や宿坊が嫌な場合には、お遍路宿・旅人の宿「風のくぐる」(TEL0877-63-6110)さんをオススメします。できたばかりの新しいユニークな宿です。遍路地図に掲載されている場所は、全然違いますので、必ず宿のHPで所在地を確認して下さい。

ミニヒント

日数に余裕のある方は、善通寺市周辺で連泊されて、金刀比羅宮、松尾寺、別格17番神野寺、満濃池、さらには海岸寺などを訪れてみてはいかがでしょうか。生誕の地だけあって、弘法大師ゆかりの見どころが数多くあります。

第40日目 【宿泊地/高松市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  善通寺宿坊「いろは会館」 - 0:50 3.8 朝のお勤めが6時からで、その後に朝食となります。昨日、善通寺の到着が遅くなった場合には、出発前に参拝をして下さい。
8:20着  76番札所 金倉寺 0:20
8:40発 0:55 3.9
9:35着  77番札所 道隆寺 0:20
9:55発 1:35 7.2
11:30着  78番札所 郷照寺 0:20
11:50発 0:45 3.4
12:35着  こむぎ屋 0:30
13:05発 0:35 2.5
13:40着  79番札所 高照院(天皇寺) 0:20
14:00発 1:30 6.6
15:30着  80番札所 国分寺 0:20
15:50発 0:05 0.3 国分寺参拝後に、国分駅まで戻ります。
15:55着  JR国分駅 0:11
16:06発 - - 列車で移動(運賃260円)。事前に列車時刻の再確認をして下さい。2014年12月に列車時刻を修正しています。
16:20着  JR高松駅
 琴電 高松築港駅
0:10
16:30発 - - 列車で移動(運賃180円)です。JR高松駅と琴電高松築港駅は距離200m、乗換えには約5分必要です。電車は頻繁に運行されています。
16:35着  琴電 瓦町駅 0:05
16:40発 0:10 0.5 瓦町駅からホテルまでの道順は、事前にホテルのHP等でご確認下さい。
16:50着  ダイワロイネットホテル高松 -
日計歩行時間6時間25分、歩行距離28.2km、平均速度4.4km/h
累計歩行時間263時間15分、歩行距離1057.2km、平均速度4.0km/h

コースガイド

今日は、郷照寺が低い丘の上にあるだけの、ほぼ平坦な行程です。5ヶ所の札所を巡り、国分寺でいよいよ80番に突入します。

善通寺は、東院にある金堂(本堂)脇の赤門から外に出て、次の金倉寺へ向かいます。この赤門を出たら、正面の道の左側歩道を歩いて下さい。右側を歩くと大西寝具店さん手前の遍路道入口に気づきません。その先の遍路地図74-2の1.5k地点は、信号のない道を横切ることになりますので、十分ご注意下さい。

今日のランチ

讃岐と言えばうどん!今日のお昼は、遍路道沿いにあるこむぎ屋さんでうどんにしましょう。営業時間11:00~15:00、火曜定休です。場所は、イオン坂出店(遍路地図76-2では、まだサティになってます)の向いです。オススメです。

今日は丸亀・坂出の両市街地を通り抜けますので、飲食店には多数出会うと思います。

おすすめ宿

80番札所国分寺で歩き終えますが、周辺におすすめ宿がないため、高松市内に移動してダイワロイネットホテル高松(TEL087-811-7855)さんに宿泊します。明日の五色台の上り下りを空身で歩ける事を考えると、高松宿泊がベストな選択かと思います。また、高松市内は、交通の便や食事の事を考えると瓦町周辺に泊まられるのが良いと思います。 なお、JR高松駅からホテルまで歩かれても1.3km、20分弱です。洋室、素泊まり。

国分寺周辺では、かんぽの宿坂出(TEL0877-47-0531)さんがオススメなのですが、距離的に届きませんでした。健脚の方や前泊が丸亀市内でしたら、ぜひ泊まってみて下さい。とても景色の良い宿です。  2015年に閉鎖されました。

第41日目 【宿泊地/高松市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:15発  ダイワロイネットホテル高松 - 0:20 1.3 ホテルで朝食をとらずに出発。
7:35着  手打ちうどん 味庄 0:30
8:05発 0:05 0.1 ここは讃岐の地。朝食は高松駅前のうどん店でいただきます。味庄さんは高松駅前にあります。営業時間5:00~15:00、土曜・祝日休です。
8:10着  JR高松駅 0:06
8:16発 - - 列車で移動(運賃260円)。事前に列車時刻の再確認をして下さい。2014年12月に列車時刻を修正しています。
8:36着  JR国分駅 0:04
8:40発 1:25 3.7 遍路地図78-1の2.1k,H135からは、遍路ころがしの急登です。かなりキツイ登りですので、覚悟をして挑んで下さい(笑)
10:05過  県道180号線合流点(一本松)
(遍路地図78-1の3.4k,H380)
-
0:55 3.1 遍路地図78-1の5.3k地点から右手の遍路道に入って下さい。十九丁を経由するのは、かなり時間が掛るためオススメしません。
11:00着  81番札所 白峯寺 0:20
11:20発 1:00 3.6 H345地点、H380(十九丁)地点経由の香川県内では貴重な遍路の古道です。この道は2013年、国史跡に指定されました。
12:20着  食事処 みち草  0:30
12:50発 0:25 1.4
13:15着  82番札所 根香寺 0:20
13:35発 1:35 5.5 根香寺からみかん園のある交差点まで戻り、鬼無へ向けて五色台を下山します。
15:10過  県道33号線西高入口交差点
(遍路地図78-1の82番から7.7k)
-
1:20 6.0 遍路地図78-1の7.9k地点から甲乙の2ルートに分かれます。橋の工事が終わって香東川が渡渉できるならば、乙ルートがオススメです。
16:30着  83番札所 一宮寺 0:20
16:50発 0:10 0.8
17:00着  琴電 一宮駅 0:07
17:07発 - - 列車で移動(運賃340円)します。列車は1時間に4本運行しています。
17:23着  琴電 瓦町駅 0:02
17:25発 0:05 0.5
17:30着  ダイワロイネットホテル高松 -
日計歩行時間7時間20分、歩行距離26.0km、平均速度3.5km/h
累計歩行時間270時間35分、歩行距離1083.2km、平均速度4.0km/h

コースガイド

私が初めてこのルートを歩いた時、事前に予備知識を得ていなかったせいで、五色台の登りが遍路ころがしに加えられていると知らず、物凄くバテてしまった記憶があります。このプランでは、空身で朝イチの歩行となりますので、心配はないかと思いますが、見た目以上の上り坂ですのでゆっくりと行きましょう。

ホテルからJR高松駅まで歩いて、高松駅前で朝食のうどんを食べるプランにしていますが、高松駅までは公共交通機関を利用されても良いかと思います。なお、ホテルのレストランは7時からの営業で、朝食をホテルでとる時間はありません。

五色台周辺の遍路道については、いろいろ情報に詳しく書かせていただいていますので、ご覧になって下さい。

今日のランチ

国分駅から鬼無駅周辺までの間は、飲食店もコンビニもありません。朝、高松駅まで歩いて向かう間にあるコンビニで、昼食を必ず購入されて下さい。そこで購入した昼食を、白峯寺で食べるプランにしています。

東京都のTN様より、足尾大明神近くの「食事処 みち草」さんの情報をいただき、こちらでランチにするプランに変更しています。メニューも豊富なようです。営業時間・定休日の情報をお持ちの方は、お知らせいただけると幸いです。 (下記参照)

大阪のTM様より、上記の「食事処 みち草」さんの情報をいただきました。営業時間8:00~17:00、不定休です。休みが心配な場合には、営業時間内に電話(TEL087-882-3461)にてご確認下さい。

おすすめ宿

昨日と同じ、ダイワロイネットホテル高松(TEL087-811-7855)さんに宿泊します。洋室、素泊まり。

第42日目 【宿泊地/高松市内】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
6:50発  ダイワロイネットホテル高松 - 0:10 0.5 ホテルのレストランは7時からですので利用できません。ホテル近くのコンビニで朝食を購入して下さい。
7:00着  琴電 瓦町駅 0:05
7:05発 - - 列車で移動(運賃340円)します。事前に列車時刻の再確認をして下さい。
7:22着  琴電 一宮駅 0:03
7:25発 0:15 0.8
7:40過  83番札所 一宮寺 -
2:25 10.9 琴電三条駅前経由で潟元駅へ向かいます。遍路地図80-1の3.6k地点の遍路シールを見逃さないように注意して下さい。
10:05過  琴電 潟元駅前 -
0:45 2.6 遍路地図80-1の12.4k地点より上り坂となります。屋島寺近くになると石畳の道となり、雨天時は非常に滑りやすくなります。ご注意下さい。
10:50着  84番札所 屋島寺 0:20
11:10発 0:55 3.3 屋島寺から山道の急坂を下ります。須崎寺の境内には、真念の墓があります。ぜひ、お参りして下さい。
12:05着  須崎寺 0:10
12:15発 0:15 1.0 須崎寺から遍路ルートを歩くと山田屋本店さんを通り過ぎてしまいますので、一旦、県道146号線へ出て下さい。高柳館さんの手前になります。
12:30着  うどん本陣 山田屋本店 0:30
13:00発 0:30 1.5
13:30着  85番札所 八栗寺 0:20
13:50発 1:00 4.4 八栗寺から下りてくると、二ツ池親水公園の先で、右折(遍路地図に出てる道)と直進の2方向の遍路シールがある交差点があります。直進が旧来の道です。
14:50着  道の駅「源平の里むれ」 0:10
15:00発 0:35 2.5
15:35着  86番札所 志度寺 0:20
15:55発 0:10 0.6 志度にはJR志度駅と琴電志度駅がありますので、間違わないよう注意して下さい。
16:05着  琴電 志度駅 0:15
16:20発 - - 列車で移動(運賃390円)します。事前に列車時刻の再確認をして下さい。
16:55着  琴電 瓦町駅 0:05
17:00発 0:10 0.5
17:10着  ダイワロイネットホテル高松 -
日計歩行時間7時間10分、歩行距離28.6km、平均速度4.0km/h
累計歩行時間277時間45分、歩行距離1111.8km、平均速度4.0km/h

コースガイド

今日は、高松市街を抜けて、屋島寺と八栗寺の2つの山登りをします。遍路もいよいよ大詰めです。楽しく歩きましょう。高松市内を通り抜ける遍路道は数多くあります。遍路地図に掲載されていないルートもあるようですが、市街地の場合には、なかなか旧来の道を辿るのは難しいですね。このプランでは、遍路地図に掲載されている琴電三条駅前を通るルートを採用しています。

遍路地図に掲載されていない高松市街を抜ける道で、一宮寺→県立聾学校→太田中学校→太田小学校→木太小学校→11号線→潟元駅と辿るルートがあるようです。次回訪れた際に実歩して、へんろ石などの現存状態を見てきたいと思っています。

今日のランチ

今日のお昼は、東京ソラマチにも出店したという讃岐うどんの有名店、うどん本陣山田屋本店さんにしました。 一押しメニューはもちろん「釜ぶっかけうどん」です。遍路道とは微妙に離れてますので、事前に場所を確認の上で、お出かけ下さい。

屋島山上には、何軒かの飲食店があります。お腹が空いちゃったら、屋島寺の納経所で聞いてみて下さい。

おすすめ宿

昨日と同じ、ダイワロイネットホテル高松(TEL087-811-7855)さんに宿泊します。 洋室、素泊まり。

志度寺の近くにある、いしや旅館(TEL087-894-0021)さんは、オススメです。私が歩いた時は、年末だったためか予約が入りませんでした。ホテルに飽きてきた方は、2食付きで予約を入れて下さい。食事も美味しいようです。 実泊された方より、歴史ある建物ゆえに冬期間の宿泊は寒かったとの情報をいただいています。

ミニヒント

ラッキーにも、この日が日曜日ならば、83番札所一宮寺向いの田村神社で日曜市が開催されています。この日曜市で味わえるうどんが絶品との評判です。ぜひ、朝食にいかがですか。営業時間6:00頃~13:00頃、日曜日のみ営業です。

第43日目 【宿泊地/88番札所周辺】

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:30発  ダイワロイネットホテル高松 - 0:10 0.5 ホテルの朝食は7時からです。琴電瓦町駅の志度線ホームは遠いので注意して下さい。
7:40着  琴電 瓦町駅 0:06
7:46発 - - 列車で移動(運賃390円)します。事前に列車時刻の再確認をして下さい。
8:20着  琴電 志度駅 0:05
8:25発 1:35 7.1 駅から右側に進んで国道11号線に出て、JR志度駅前を左折、その先の志度交差点を右折して県道3号線に入ります。
10:00着  87番札所 長尾寺 0:20
10:20発 1:15 5.5 昼食と、おへんろ交流サロンの見学時間を考慮して、1時間の滞在時間にしています。
11:35着  道の駅「ながお」
 前山おへんろ交流サロン
1:00
12:35発 1:05 3.7 花折山ルートで大窪寺へ向かいます。
13:40過  県道3号線合流点
(遍路地図84-1の8.6k,H364)
-
1:25 6.3
15:05着  88番札所 大窪寺 0:20
15:25発 0:05 0.1 結願おめでとうございます!
15:30着  民宿 八十窪 -
日計歩行時間5時間35分、歩行距離23.2km、平均速度4.2km/h
累計歩行時間283時間20分、歩行距離1135.0km、平均速度4.0km/h

コースガイド

お遍路もグランドフィナーレを迎えます。ここまでの道程を思い出しながら、ゆっくりと歩む1日にしましょう。なお、大窪寺で結願し、1番札所霊山寺へ戻らない方は、大窪寺発の最終のさぬき市コミュニティバスに間に合いますので、志度駅より高松市等まで戻る事ができます。

長尾寺から大窪寺までは、「女体山ルート」と「花折山ルート」の2コースがあります。
「女体山ルート」は、遍路地図84-1の胎蔵峰(88番札所奥ノ院 胎蔵峯寺)の近くを通るコースで、急峻な山道を登り標高774m女体山を越えるルートです。このルートは、四国のみちとして作られた道で、旧来の遍路道ではありません。
一方の「花折山ルート」は、遍路地図84-1の道の駅「ながお」近くの5.2k地点から額峠バス停・多和小学校を経由する道で、途中、標高410mの花折峠を越えるルートです。このルートが真念の「四国邊路道指南」にも記載されている古来からの遍路道になります。

「花折山ルート」は、遍路地図84-1の5.2kの林道花折線入口から300mほど登った所に、花折峠への登山道入口があります。右ヘアピンカーブのカーブミラーに遍路シールがあり、左手の山道に入るように指示されています。ここから2kmほど林道を離れて山道を歩くこととなりますが、遍路地図にはこの山道の記載はありません。花折峠を越えてから再び林道へ戻ります。かなり険しい道ですので、荒天の際は、そのまま林道を歩くことをオススメします。

今日のランチ

道の駅「ながお」のすぐ隣にあるほしごえの里さんで昼食にしましょう。 営業時間11:00~17:00、火曜日(祝日の際は翌日)定休です。

ほしごえの里さんが定休日の場合は、道の駅の物産コーナーで簡単な食べる物が購入できます。

おすすめ宿

今日の宿は、大窪寺近くの八十窪(TEL0879-56-2031)さんにしました。 結願を祝って炊いてくれるお赤飯が嬉しい、明るくキレイな民宿です。大窪寺から1番札所に戻る場合には、宿泊されて下さい。和室、2食事付。

1番札所へ行かない方は、昨日まで泊まっていたダイワロイネットホテル高松(TEL087-811-7855)さんまで戻るように計画すれば、この日も空身で歩くことができますね。

付記 88番札所から1番札所へ

時刻 場所 滞在時間 所要時間 距離 注釈
7:00発  民宿 八十窪 - 2:00 8.9 宿の朝食は6時30分からです。宿から岩野トンネルまで、ずっと舗装路の下り坂です。歩行速度4.5km/hで計算してますが、もう少し早く歩けるかもしれません。
9:00過  岩野トンネル
(遍路地図12-1の0.7k)
-
2:00 8.8 岩野トンネルから先は、わずかなアップダウンのみで、ほぼ平坦路です。切幡寺は参道入口までで通過しています。
11:00過  10番札所 切幡寺 参道入口
(遍路地図12-1の0.7k)
-
0:45 3.2
11:45過  9番札所 法輪寺 -
0:25 1.9 熊谷寺は参道入口までで通過しています。
12:10過  8番札所 熊谷寺 参道入口 -
0:50 3.6
13:00過  7番札所 十楽寺 -
0:20 1.3
13:20過  6番札所 安楽寺 -
1:05 4.9 地蔵寺は参道入口までで通過しています。
14:25過  5番札所 地蔵寺 参道入口 -
0:55 3.9 4番札所大日寺には立寄っていません。
15:20過  3番札所 金泉寺 -
0:40 2.7
16:00過  2番札所 極楽寺 -
0:20 1.2
16:20着  1番札所 霊山寺 -
日計歩行時間9時間20分、歩行距離40.4km、平均速度4.3km/h

コースガイド

参考までに88番札所から1番札所までの距離と歩行時間を付記しておきます。1番札所への御礼参りの是非は別として、私が歩いた時は、88番で結願を迎えた時以上に、1番札所が見えてきた時「これで終わりだ」という想いが大きかった気がします。日程に余裕があれば、ぜひ、四国一周を完結させて下さい。

上表は途中、札所の参拝時間や昼食時間を加味していません。また、地蔵寺から金泉寺間を除いて、遍路地図のルートをトレースしています。参拝時間や昼食時間を加えるとより時間が掛りますし、遍路地図のルートをトレースせずに県道12号線を直行すると時間は短縮されると思います。

1日の歩行距離30kmを目途とするならば、7番札所十楽寺周辺で宿をとられると良いかと思います。

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