4日目 2012年11月9日(金)
「遍路ころがし」と言われている、藤井寺から焼山寺に至る焼山寺道を歩きました。通し打ちで全行程を歩き終えた今でも、この道が遍路道の中で最も困難な個所であったと思っています。
海抜40mにある11番藤井寺から焼山寺への山道が始まります。長戸庵までに一気に440mまで高度を稼ぎ、その後はアップダウンを繰り返して、一本杉の浄蓮庵で今日の最高点・標高745mに至ります。そこから一気に標高400mの左右内の集落まで下り、息つく間もなく最後の急登を経て標高700mの焼山寺に到着しました。藤井寺から12.9km、5時間20分の激闘でした。
6:22発 | 旅館 吉野 | 0:10 | 0.75 | 4.5 | ※1 | |
6:32過 | ||||||
0:30 | 1.0 | 2.0 | ||||
7:02着 | 端山休憩所 | |||||
7:13発 | 0:51 | 2.2 | 2.6 | |||
8:04着 | 長戸庵 | |||||
8:15発 | 1:02 | 3.4 | 3.3 | |||
9:17着 | 柳水庵 | |||||
9:30発 | 0:52 | 2.2 | 2.5 | |||
10:22着 | 浄蓮庵 | |||||
10:35発 | 0:33 | 1.6 | 2.9 | ※2 | ||
11:08過 | 左右内集落 (遍路地図14-1の10.4k) |
|||||
0:47 | 1.55 | 2.0 | ※3 | |||
11:55着 | 上図A地点(昼食) | |||||
12:18発 | 0:19 | 0.95 | 3.0 | |||
12:37着 | ||||||
13:41発 | 0:30 | 1.8 | 3.6 | |||
14:11着 | 杖杉庵 | |||||
14:21発 | 0:37 | 2.0 | 3.2 | |||
14:58着 | なべいわ荘 | |||||
6:11 | 17.45 | 2.8 | ||||
歩行時間18時間37分、歩行距離69.87km、平均速度3.8km/h |
上記マーク の説明はコチラ(別ウインドウが開きます)
注釈 ※1
2012年11月9日の天気は晴れ、徳島市内の最高気温は20℃、山中に入ってからは森の中を歩くこととなり日陰では休憩中も肌寒く感じましたが、日の当たる所ではポカポカとした陽気でした。
500mlのペットボトルを2本持ってスタートしました。涼しい時期でさほどの水分補給は必要としませんでしたが、結果として2本持って正解だったと思います。柳水庵以降は、焼山寺まで水場はありません。
昨晩、旅館吉野さんに宿泊した7名全員が焼山寺を目指しました。スタートはバラバラだったものの、休憩を重ねるうちに歩行スピードが合う方と一緒に歩くこととなりました。険しい道であっただけに、共に歩いてくれる仲間に出会えたことは大変チカラとなりました。
注釈 ※2
結論から言うと旅館吉野さんで用意していただいた昼食は、浄蓮庵(一本杉庵)でとるべきでした。浄蓮庵以降ベンチ等のある座って休めるポイントは焼山寺までありませんし、荷物を少しでも軽くする事にもなります。
浄蓮庵から左右内集落(遍路地図14-1浄蓮庵-焼山寺間10.4k)までの下りは南斜面で日なたですが、左右内から焼山寺までの登りは北斜面となるため日陰げとなります。私はベンチを求めて歩いているうちに休むタイミングを逸してしまい、左右内集落を過ぎてから登山道の道端で休み、寒い思いをしました。
後日談ですが、後に一緒に歩くこととなるM氏も、この日同じルートを歩いていたようで、日の当たるポカポカの左右内集落で大の字に横になって休憩したそうです。
注釈 ※3
左右内集落を過ぎて川を渡ると、最後の急登となります。ここまで足を使っているだけに辛い登りとなりますが、遍路道中最大の試練と思い、がんばりましょう(笑)
車道と2回交差すると広場のような所(上図A地点)へ出ます。そこで我々は昼食をとりました。ここから先は車道を歩く事となり、緩やかな上りを経て焼山寺の参道入口へ至ります。
なべいわ荘
電話 088-677-0181
ホームページ なし
電話にて予約 (冬期間に長期休業あり)
12番札所 焼山寺から3.8km
1泊2食 6畳和室 6,500円~
外観 | 夕食 |
総 合 | ★★★ | 冬季休業があります。 |
場 所 | ★★★★★ | 遍路道沿い。焼山寺道を歩いてきた者には絶好の場所。 |
部 屋 | ★★ | 和室6畳。テレビ・鍵あり。巨大な虫にビックリ!! |
清 潔 | ★★★ | 所々に埃が目立ちました。 |
風 呂 | ★★★ | 足の伸ばせる木の湯船。 |
食 事 | ★★ | 天ぷらの薬味は忘れちゃったのかな・・・。 |
接 客 | ★★ | 民間企業の保養施設ですから、致し方のない部分もありますね。 |